60代の暮らしと本のこと

60代、仕事と暮らしと本のこと

学校と子どもを知り、本を知ろう

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勤務先の校種を考える

 自分が勤務している学校は小学校ですか?

 中学校、高校?それとも義務教育学校?私立の学校でしょうか?

 

 小学校~高校まで、学校にも様々な校種があります。

 その校種に合った蔵書をそろえていくことが必要です。

 

子どもたちの様子はどうか

 これも、校種と同じく各学校で子どもたちのカラーがあると思います。

 学校の雰囲気というか、どんな学校なのか、にもよると思います。

 その学校の子ども達にとって必要な本、というのもあるはずです。

 

 それらを良く見て、

 自分の勤務校図書館にはどのような本が必要か考えることが大事です。

 

本を知ろう

 子ども達に本を手渡すには、本を知っていることが重要です。

 全ての本を知ることは不可能だとは思いますが、

 まず、今いる勤務校の蔵書については知っておく必要があるでしょう。

 でないと、子ども達や先生方のレファレンスに答えられないからです。

 また、本を紹介することもできないからです。

 

 時間のあるときに、読むことはできなくても目を通しておくことは大事です。

 目を通すことで、どんなことが書かれているのか

 ある程度知ることもできるからです。

 

 書架整理もどんどんしましょう。

 書架整理することで、こんな本もあったと気づくこともできるからです。

 

 多くの本に目を通し知ることは、

 授業支援のときに大きな力になることは間違いありません。

 

 9類の読み物に関しては

 子ども達から、おもしろい本はないか聞かれることも非常に多いので

 各学年向けに薦められるような本をおさえておく必要があります。

 

 おすすめする本は闇雲に薦めるのではなく

 できるだけ、個人にレファレンスインタビューをおこなうことで

 より好みに合った本を手渡してあげることができるでしょう。

 

 また、その子の個人の好みや読書力が分かってくると

 自館にある本を知っていれば

 次にこんな本を手渡そう、と考えることができるでしょう。

 また、新しく本を購入する際に、

 こんな本を読んでもらいたいと選書することもできますね。

 

 それはいつもと違うタイプの本だったり

 ちょっといつもより難しい本だったりするかもしれません。

 しかし、いつもと違う本を読むことで

 その子の世界を広げてあげられるかもしれません。

 手渡した本が好きになってくれたらなおさらです。

 

 そういう事を踏まえて、たくさんの本を知ることができるよう

 私たち学校司書(学校図書館職員)は、本を知る努力をする必要があるかと思います。