60代の暮らしと本のこと

60代、仕事と暮らしと本のこと

「10歳を祝おう」こどもへの手紙&絵本の本棚5

小学4年生になると

この頃は「10歳を祝う」というのを

学校の総合の単元でやっているらしく、

先週末学校からの親宛プリントで

子どものうまれた日の様子や気持ちを

手紙形式で綴ってほしい、との要請が来ました。

オープンスクールの総合の授業中に封を開け、

親の思いを知ろう・・ということらしいのです。

読み上げるという事はしないらしいし、

先生も、もちろん中身を見ませんから

とのお話が、先週はじめの懇談会で

すでにあったのですね。

なかなか、手紙として形にするには

気恥ずかしいものがあるかなぁ・・

でも、そういう話は娘の好むところで

幾度となく、

それこそ何十回したか知れやしない話ではありますが

あまり綺麗ではない字で、

書かせていただきました・・・。

書き出すと、口で話すのと違い

どんどん字が増えていって

便箋が(小さめの便箋でしたが)

あっという間に10枚になってしまいました。

私の場合、娘の出産前に

「切迫早産」をやりかけているので

その事も書いていたら、長くなってしまいました。

出産当日の事も、

ホントはもっといろいろ

娘としては知りたいこともあったのではと思いますが

なかなか、書ききれるものではありません。

単純に感動して、感謝の気持ちと

「うれしい」「ありがとう」「元気でよかった」

なのですが、本人はどうもそれだけでは物足りないようです。

そんな事をしているうちに

娘が3歳の時に買って読んだ本を思い出しました。

・・・その頃から、よく私に聞く話のひとつだったのですねぇ。

「わたしがあかちゃんだったとき」  

キャスリーン・アンホールト・作   文化出版局

ねえねえ、あたしってどんな赤ちゃんだった?

生まれた時ってどんなだった?

そんな子どもの気持ちに

寄添うように優しくお母さんが答えてくれている絵本です。

どの子も、自分が生まれた時の事や、赤ちゃんだった頃の事に

興味関心があるようです。

生まれた時の事を憶えている子や

どんな困ったチャンだったかを愉快そうに聞く子

可愛がられた話を幸せそうに聞く子

(みな我が子の事ですが・・)

子どもは、

どんなにか親に愛されたいのだ・・

ということを

聴いている子どもたちの顔を見ると

深く感じずにはおれません。

さて、この手紙を読んで娘は

次に何を私に聞いてくるのでしょうね。