60代の暮らしと本のこと

60代、仕事と暮らしと本のこと

保育ボランティア

実は震災当日の午前中は

保育ボランティア中でした。

この時間帯に震災がなくてよかったと

私の都合で思っています。

お母さんのセミナーのための保育でした。

風邪のために欠席する子もいて

参加人数は前回よりも少なめでしたが

当日も前回同様

お母さんを追って泣いてドアに張り付いていた子

居なくなるとすぐに不安で泣き出して泣き止めない子

一生懸命我慢して遊ぼうとする子

いろいろ、その子たちの個性があふれる保育になりました。

それでも前回よりは落ち着いた状況が見て取れます。

前回の保育で学んだのでしょう。

今、お母さんと離れても、また戻ってくることを。

泣いていても、周りの様子を見ながら泣いていたり

張り付いていても、そこにいれば安心して

泣きながらも静かになれたり

時間を気にしながらも待っていようと努力したり

まだまだほんの幼い人たちですが

こんな時でも、自分にできる精一杯の事を

やろうとしているんだなぁ、と感じられました。

お母さんと離れていた後には

どうか、充分その子たちを抱きしめてあげてください。

子どもたちが安心できるように

ぎゅっと抱きしめてあげてください。

そしてたくさんお話を聞いてあげてください。

たくさん話しかけておしゃべりしてください。

おはなし上手じゃなくてもいいんです。

そうね、うんうん、えらかったね、すごいね。

なん語の子でも、お母さんの言葉は十分通じています。

出来るだけ話を聞いて、返事をして、一緒にお話してください。

お母さんが抱きしめて、

いっぱい話しかけてあげて(一方的にではなく)

会話もできると、気持ちが安心して

また、同様の事があっても

だんだん泣かなくなってきます。