60代の暮らしと本のこと

60代、仕事と暮らしと本のこと

図書の時間と読書

既に勤務は休みに入っている。

25日が年内最終勤務日で

その少し前あたりから体調が思わしくなく

いやな感じを持ちつつ勤務していたのが

最終日の途中からいよいよ悪寒がひどくなり

熱が上がってくる感じが自分でもわかるようになり

ともかく時間までは何とか頑張って、と思い

ギリギリまで仕事して帰ってバッタリ。

そのあと調子が良くならないまま停滞しつつも

何とか復調。

今年は色々な事が激変したので

きっと疲れが出たのだと思う。

さて、12月も出来るだけ図書館利用をしてもらいたいと思って

学校司書の使い方指南の先生向けのお便りを発行。

ところで、読書を積極的にしてくれるのは1~3年生。

何故か4年生は読書や図書館利用に来ず。

5・6年生は資料収集や調べ学習利用もしているが、そういったこともなく・・・。

私の声掛けが足りないのか、年明けはもう少し積極的に声かけしたい。

前任校では自治体の方針でもあったので

全ての学年に図書の年間割り当て時間があり

基本的に図書の時間が確保されていたのが

今の所ではそういったことはなし。

校長先生には5・6年生に図書の時間を持つのは無理、と言われてしまい・・・。

高学年で個人で図書館に本を借りに来るというのは、よっぽど読むのが好きな子。

なかなか読書に親しめない子が読書するきっかけをつかむことが出来るのは

そういう時間が確保されている所から始まる、という要因も大きいし

また、そういった時間が習慣的にある事も大切だと思う。

読書することは、個人の世界を豊かに深めてくれたり楽しみ、でもあるけれど

成長に合わせた読書力をつける、という意味でもとても大切な事かと思うし

読書力は読解力にもつながり

ひいては全ての教科の問題を理解することや人の話を理解することにもつながっていく

のでは、と思える。

そして、テストで出るからとか難しい本を読むと頭がよく思えるとかで

強制的に指示したものを読ませるのではなく

自分の成長に応じて段階を踏んで様々な読書を、より深く楽しめるようになるといいと思う。

話がそれてしまったが、

つまり学校図書館という場はそういう事が最もできる場所であり

成長と学習にあった本もそろっている、という事だ。

そのチャンスを生かしたいと思うのは学校司書としては当然だという気がする。

まあ、今の学校図書館の読み物の本で言うと

古典名作はあるが、今現代の子どもたちのための特に高学年向けの読み物はほとんどないと言っていい。

なので、高学年に本を読んでもらいたいと思ったらブックトークなどをして本の紹介をしたいのだが

それもかなわない。

本を読んでいる子たちの選書を見ていると、そこそこレベルのある本を選んでいるので

これまでの蔵書のおかげがあるかもしれないが

その一部の子以外の多くの子どもたちを遠ざけている原因にもなっている。

来年度自分が勤務を更新できるかは勤務校次第だが

今年度の予算はすでにないので

来年度にはもっと効率的にいい本をたくさん入れていきたいところだ。