60代の暮らしと本のこと

60代、仕事と暮らしと本のこと

夏休み

大変ご無沙汰しております。
久しぶりのブログです。

今年度は思った通り忙しく持ち帰り仕事が非常に多く
また、自分でも勉強をしなければいけない事も増えました。
その中で、悩みに突き当たることも多く、久しぶりに精神的にも疲れを感じていました。

学校が夏休みに入って蔵書点検の準備等をしながら
3日間の蔵書点検作業を終了し夏休みに入りました。

蔵書点検の読み込み作業自体は
事前にできるところを少しづつ行っていたせいもあり
2日間で終了することができました。

しかし、2日目に思わぬ図書館レイアウト変更を命じられ
2日目作業終了後、司書教諭の先生とあわてて打ち合わせして
3日目に蔵書点検作業の手伝いをしてくださる予定の先生方と
書架移動等をしてレイアウト変更作業を行いました。
(レイアウト変更作業を行うに当たっても、前段階としていろいろとあるのですが)

もちろん、レイアウト変更に際しては特に新しい書架が入るわけでも備品が来るわけでもなく
あるものを使いまわして行うわけです。
こちらの技術員さんに物を作る作業をお願いするのは、なぜか結構はばかられることなので
それもできる様子もなく。(司書教諭が作業をお願いしようと言った2・3事案は実現できて無)
木工作業など自分でやれない事もないのですが、大きく持ち出ししなければならず金銭的にちょっと厳しいです。
これまでも、かなり持ち出ししているし…。

で、肉体的にも精神的にも疲弊しました。

トップが言う「学校図書館は変わってない」というのは、はっきり言って腹が立ちます。
それを地域の人が言ってるというのにも腹が立ちます(人のせいにしているから)。

明らかに勤務前と図書館の様子が違うのは子供たちの言葉と様子を見れば明らかですし
レイアウト変更もできる範囲でしてきました。
出来る範囲でというのは、
レイアウト変更については「トップから大幅な変更をするのはまかりならん
という事で、ブレーキがかかっていたからです。

この学校の図書館は、地域の人が自治会館代わりに使っているので
会議できるようなスペースの確保(人数が多いから広く)と
外からの出入り口(図書館は1階で正門通路脇にあるので外から出入りできる)は
図書館に入って脱いだ靴を置ける場所を確保する、ブルーシートを広げておけるスペースが必要、
という事は譲れないという話でした。
大型スチール書架も2つあり、一つはそのスリッパ入れとボランティアさんの道具入れになっているし。

にもかかわらず、この言葉です。

今年度はいきなり読書推進拠点校になり(トップの独断だったようです)
図書購入は教科書の方を優先して購入せよとのお達しで
初回の注文はすでに済んでおり、今年度そちらは調べ学習用の資料等を優先していましたが
そんなものはいいから教科書掲載図書を優先購入」すべし、と言われてしまいました。
年度前には、別の方を優先してと言われており、調べとそちらを優先して購入リストを作ったのですが。

なので、残りの予算を全部つぎ込んで教科書掲載図書で蔵書にない分のリストを作って
司書教諭の先生にお渡しし購入していただくようにする予定です。
蔵書には読み物の定番図書もかなり少なく、つまり教科書掲載図書も蔵書があまりないのです。
もちろん少しづつそちらもリストに入れてはいましたが。

もう、今年度は、ほかのどの本も購入できません。

拠点校になるのは別に問題とは思いませんし
ましてや読書活動が盛んになるのは私としてもありがたいことですが
今までと違う事を一方的に言われてしまうが信じられません。
図書購入に関しても計画というものがあり
拠点校で国語科を中心にしていくのであれば事前にお話しいただければ
もっと最初から購入計画に反映できたのにと思いますし
予算もあるので、なんでもすぐ購入というものでもないと思います(公共から借りる手もある)。

夏休みは、いろいろ勉強して準備して頑張ろう!と思っていた気持ちが
一気に萎えてしぼんで、学校で勤務する意味もないような気がしてしまいました。

それでも夏休みに入って、申し込んでおいた研修会やセミナーに参加することで
だいぶモチベーションも上がってきたので
これらのことを、よい方向に考え
「そうだ、今、学校図書館を再度リニューアルするチャンスだ!」ととらえて
頑張りたいとおもいます。