60代の暮らしと本のこと

60代、仕事と暮らしと本のこと

学校図書館が授業支援に向かうまで 実践編①

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今日もアップしてみます。
 
展示・掲示についてはちょっと置くことにして
実際の授業支援についてを少し実例を挙げてみましょう。
 
まず、こちらから授業支援として何ができるか?というものですが
授業支援の方法も多岐にわたりますので
まず、一番やりやすいのが二つ。
 
①読み聞かせと本紹介
②資料収集
 
でしょうか。
 
これをやる前には、まず教科書があることが大事です。
教科書がもらえない場合は、学校では必ず家庭向けに配布する
『学年だより』を入手しましょう。
1部分けてもらったりコピーしたりして持っておくといいかもしれません。
『学年だより』には、その月に教科でどのような内容を行うかというのが書かれています!
そこで、集めたらお役に立てそうだな、とか、本を紹介したらお役に立てそうだな
という自分のできそうなことにあたりをつけて、学年や担任の先生にお伺いをたててみましょう。
その為には、やはりどんな蔵書があるのか、蔵書を把握しておくことは大事です。
 
①読み聞かせと本紹介
◆単元にあった読み聞かせ
特に低・中学年向きで、これからの単元の導入や終了後学びを広げたり楽しみのために
その単元に合った絵本・科学読み物などの読み聞かせを行うものです。
例えば、1年生の「くじらぐも」の所では、作者中川李枝子さんの他の作品を読み聞かせしたり、紹介したり
ということができます。また、併せて作者がどんな人か紹介することもできます。
◆作者紹介はすべての学年でできることです。
作者紹介を導入時に行うと作品に対する興味がわきやすく、教科書や並行読書などスムーズにいくことが多いです。
◆本紹介
ブックトークのようにしっかりしたものでなく、簡単でも作品を紹介することで
子どもたちの興味を引くことができます。複数冊紹介できるといいと思います。
 
②資料収集
◆国語でもかなり集めるものが出てきそうですが、生活・理科・社会でも収集できますね。
学年だよりの中で、例えば、社会「ごみ・リサイクル」と書かれていれば
5類のごみや環境・リサイクルなどの資料を集めて提供することができます。
理科の「月・星座」や「人のからだ」などなど…見れば色々集められるかと思います。
自校の資料が多そうなものは集めてすぐ提供できそうですね。
(こういう事のために蔵書の把握は必至)
*この時大事なのは、集めた資料が【その学年にあった資料か】という事。
 1年生に、字が小さく漢字も多くしかもルビなし、というのでは、
 いくらいい資料でも1年生には使えません。
 学年にあった資料を探して提供しましょう。
 
この単元の資料がこのくらいあってあつめられますが、いかがですか?と
各先生方にお伺いを立ててみましょう。
「ぜひ!」といわれたらチャンス!です。早速行動に移してお役に立ってください。
 
その時一緒に、資料の説明もできるといいですね。
子どもたちは書名でしか内容を判断しないところがありますので
この本にはこんなことも書かれているから便利だ、ということをアピールできる機会があると
貸し出した資料も生きてくると思います。
(実は私はこの辺りなかなかうまくできていません。特に高学年は資料説明の時間確保が難しいのですね)
 
てな感じで。
①②もたくさんやって慣れてくると、併せていろいろアイデアも浮かんでくることでしょう。
 
では、また