『この世界の片隅に』こうの史代 双葉社 マンガと映画
マンガでは上・中・下巻と3冊に分かれています。
こうのさんは好きな漫画家の一人なので
この本が出たときもすぐに購入していました。
「夕凪の街 桜の国」双葉社 を読んだ時も感じましたが
戦争時代や戦争を体験した人たちの
日常のくらしやその時々の気もちを
とても丁寧に書いているな、というのと
だからこそ私たちにも共感できる部分が大きいな
という感想を持っていました。
この人も、とても真摯で優しいまなざしをもって
物語を漫画にしていると思います。
それが映画になると聞いて
ちょっと不安と楽しみな気持ちで出来上がるのを待っていました。
そして、映画を見に行ってきました。
本を読んだ時には、そんなに泣かなかったのですが
映画では割とずっと泣いていました。
マンガと同じくらい良かったです。
ガイドブックは行った劇場では売り切れでした。
そして、マンガ以上に風景(背景)が描かれていることで
そっくり主人公とその時代を疑似体験しているような気持ちになりました。
あまり言葉に出すと、何かうまく言えない感じですが
マンガも読んでほしいし、映画も是非見てほしい。
見て体験して感じてほしい、と思います。
久しぶりに、心に深く刺さる感動を覚えた映画でした。
(星野道夫さんといい感動体験が続いています)