60代の暮らしと本のこと

60代、仕事と暮らしと本のこと

アニマシオン(ダウトをさがせ)

2年生の最初の図書の時間、オリエンテーションを始める前に
自己紹介してから、まずは読み聞かせ。
 
今回は、すぐに「ダウトをさがせ」をやってみました。
アニマシオンはスペインのモンセラット・サルトさんが提案している
子どもを、主体的な読み手として楽しく読書に結びつける
また、読み手を育てる手法の一つです。
 
「ダウトをさがせ」は
なんといっても、一番簡単にできるしみんなで楽しめるので。
 
「この絵本を読んだ後にもう一回同じ絵本を読むけど、最初の時と間違ってるところがあるかもしれないよ~。
間違ってるところがあったら『ダウト!』って言って、どこが間違ってるか教えてね。」
 
おかげで、2年生の子たちはみんなとても楽しんでくれました。
 
1年生には1クラス(私の担当曜日は1クラスのみ来る)やってみましたが
なかなかダウトをいうタイミングが難しいのか
やっていくうちにみんなで声を揃えて「ダウト~~!」となるのが
ならず、最後の方にやっと全員そろった感じの声の大きさになりました。
 
まあ、今の勤務校の図書館はオープンなのであんまり大声を出すと
他の教室に響いてしまう構造です。
(オープンも造りで善し悪しなんだよねぇ~)
1年ながらも遠慮してたのかもしれません。
 
今回、ダウトをさがせ、に使った絵本は、以前から使っている
『ルラルさんのにわ』いとうひろし/さく ポプラ社
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
テキストも少なめで、話の展開がわかりやすく
あと、うまく間違いに言い換えやすいのでこれかな。
長いのは
『ペレのあたらしいふく』エルサ・ベスコフ/さく 福音館書店 がとてもいい感じにできます。

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
『ルラルさん・・』は勤務校にシリーズがあるので、
「ラベルのここがイになってる絵本のところにあるよ」と紹介しました。
 
長くなく、テキストもそれほど多くなく、わかりやすいお話がいいでしょう。
あと、話の途中に色々何かがでてきたり、続けて何かが起こったりするのが
間違えを作りやすくて、楽しいものになると思います。
 
「ダウトをさがせ」は、読書への意識づけや読書への導入、しっかり読む
ことなどを楽しみながら身につけることのできる
アニマシオンの最初の一歩と言えると思います。