60代の暮らしと本のこと

60代、仕事と暮らしと本のこと

絵本をツールに楽しもう(乳幼児向け)③

こんにちは!
絵本をツールに楽しもう(乳幼児向け)3回目です。

今回ご紹介する2冊は、ちいさい子を育児中の親御さんなら
必ず手にしてほしい神絵本です。

『だるまさんが』かがくいひろし/さく  ブロンズ新社

3冊シリーズで出ています。

本当に不思議なくらい子どもたちは楽しんでくれます。
もちろん乳幼児だけでなくても楽しい絵本なのですが
「だ・る・ま・さ・ん・が・・・」と絵本をめくりながら声に出すだけで
子どもたちはみな笑顔になって、身体が楽しそうにゆらゆら揺れてきます。
そんな様子を見るだけで、こちらはうれしくなってしまうし癒されますよね。

他にも楽しい絵本を何冊も世に送り出していますが
かがくいさんは2009年、若くして54歳で亡くなられました。
絵本作家としての活動はたった4年だったそうです
この後にも素晴らしい絵本がたくさん出るはずだったろうと思うと、残念でなりません。


『いないいないばぁ あそび』きむらゆういち/さく 偕成社

こちらは、縦にして読むタイプの仕掛け絵本になっています。
松谷みよ子さんの有名な『いないいないばぁ』というのがありますが
それより、もうちょっと親しみやすい感じです。

いないいないばぁ、は
まだお座りができなくても楽しめるあそびの一つです。
おうちの人が、お子様の顔を見ながら自分の顔を隠してばぁっ!とするのは
もちろんやってほしいことですが
それが慣れてきて、お座りできるようになったら、ぜひこの絵本も読んであげてください。

絵柄が大きくて輪郭線がクッキリしているので、子どもたちが見やすいのと
手で隠した顔が、その手を開くことで見えるのが楽しいので
我が家では本当にお世話になった絵本です。
お子様が、自分で絵本を閉じたり開いたりして「いないいないばぁ」をする様子もかわいいですよ。

「あかちゃんのあそびえほん」シリーズとして他にも
『ごあいさつ』や『いただきます』など、楽しく覚えられる工夫もあります。


しつけや教育的なものを目的にしすぎると、ちいさい子たちと楽しんで絵本を読むことが出来なくなってしまうので、そのような目的で絵本を選ぶことはお勧めしません。

遊んだり楽しんで何かすることで、あっという間に様々なことを「経験知」として吸収していくのが子どもたちです。
絵本は、そんなふうに楽しんだり遊んだりできるものの一つだと思います。

お子様と一緒に、絵本の世界を楽しんでくださいね。