60代の暮らしと本のこと

60代、仕事と暮らしと本のこと

美術館で美しいものと出会う

ここ数日の間に
2つの美術館へ行ってきました。


一つは東京国立近代美術館
www.momat.go.jp
こちらの「眠り展」「MOMATコレクション」へ

「眠り」というテーマは面白いと思いました。
いろいろなイメージができますから。
その中で、シュルレアリスムの画家の絵があったのはうれしかったことでした。
ダリやキリコ、エルンスト、マグリットなどは好きな画家です。

思いがけない発見があったのは
それまで苦手と思っていた
「ルドン」と「藤田嗣治」が、とてもいい!と思ったこと。

美しさを感じました。

レオナール藤田の方は、
むかし自由が丘で、藤田の、子どもを描いた作品だけを展示していた小さな画廊があり
子どもだけの作品を見たとき、今一つ感動できなかったことがあり
また、そんなに繊細で美しいとは感じられなかったのですが、
今回、子どもの作品はほとんどなかったのですが
本当に思いがけず、良かったと感動できました。

ルドンも同じように、色彩が美しいと感じ好きになりました。

日本画の作品も多く展示されていて
いいなと思ったのは、速水御舟と山内多門
山内多門「日光山の四季」という横長の墨絵も、とても面白かった。

戦争の作品があったのは
目を背けてはいけないですが、ちょっと辛かったことでした。


で、次に
箱根のポーラ美術館へ

www.polamuseum.or.jp

「CONNECTIONS」
以前2回ほど訪れていますが
こちらは場所も建物も、とても好きです。

自然の中に建ち、日の差す明るく美しい館内。
周囲の遊歩道も、
(思いがけず長い遊歩道ではありますが)
緑の木々の中、川も流れており
気持ちの良い散歩のできるところです。

ポーラ美術館は、なんといっても所蔵作品が素晴らしく
名画だけでなく彫刻もたくさん堪能できます。
近くに、ガラスの森美術館彫刻の森美術館などもあるので
展示会のテーマによって所蔵品の貸し借りもできるのかもしれません。

もちろん、そこでも藤田嗣治やルドンはいましたし
近代美術館でも会えた
昔から(中学生ぐらいから)好きな佐伯祐三作品もあります。

海外の画家の作品も多く、見ごたえがあります。
セザンヌゴッホピカソルノアールなど有名画家の作品は
どれも美しく、日本の画家と比較し並べて展示されていると
日本の画家の作品との色の使い方の違いがよくわかります。

そんな中、藤田の作品は変わらないのがすごいなぁと感じます。

モネの睡蓮は、いつまでも見ていられる作品のひとつです。

海外の画家の絵の中に暗さがあっても、重たく感じないのは
どこかに明るい色があるからなのではないかと感じます。

日本画家の場合は、なにか重たさ・・・を感じてしまうのです。

なので、日本画家は苦手な人が多いのですが
東京国立近代美術館ミュージアムでは
ルドン、藤田嗣治東山魁夷(この方も昔から好き)と速水御舟の物を購入しました。

また、機会を見つけて美しいものを見に行きたいです。





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