スーパーサイズ・ミー
先日ふとしたことで、知り合いから小さな上映会の案内をもらいました。
マンションのシアタールームでの上映会
それが「スーパーサイズ・ミー」でした。
(以下ちょっとネタバレあります)
これは、監督自身が体を張って、30日間マクドナルドのハンバーガーで
生活することを撮ったドキュメンタリー映画です。
きっかけはアメリカの女の子二人が、自分の肥満は
マックのハンバーガーのせいだと訴えたからです。
確かにアメリカはファーストフード大国。
どこへ行ってもマックがあるようですし、
逆に恐ろしい事にそれが日常の食生活の一部になっている・・。
本当にマックのハンバーガーは体に悪いのか?
ということを確かめるべく、人体実験を始めたわけですが
30日間すべての食事はマクドナルドのメニューから選び
アメリカ特有の「スーパーサイズはいかがですか?」と聞かれたら
絶対断らない・・というもの。
確かにマックのみの食事と言うのはあまりにも極端かもしれないけれど
一般のアメリカ人はごく普通に週3~4日
ファーストフード店での食事を取っているようですし
子どもの学校の食事風景や家庭での食事についても触れていますが
そこまでインスタント?ファーストフード化?
と言う具合に、私にはちょっとぞっとする光景が続いたのでした。
しかも日本にはない超ビッグサイズ(スーパーサイズ)のポテトやジュース。
映画の中でスーパーサイズの食事をした監督は
あまりの量の大さに、途中で吐いていました。
この実験を試みるにあたり、事前に自分の身体の検査や主治医の話など
きちんとデータを取りつつ話が進行しますが
最後のほうではドクターストップがかかってしまいます。
すべてがそうとは言い切れないとは思いますが、
アメリカの肥満の多さ、子どもたちの不健康さ(食生活の悪さ)が
そのまま読み取れてしまいます。
お手軽な生活は大人にとってはとても楽かもしれません。
けれども、それが子どもの成長や精神状態、健康すべてに影響があるとしたら
私たちは、もっとよく物を見て考えないといけないのかも知れません。
アメリカの歪んだ食生活の一端と、大切な食育について考えさせられた映画でした。