60代の暮らしと本のこと

60代、仕事と暮らしと本のこと

9月の図書の時間1・2・3年

9月に入ってすぐも

高学年のテストや祝日、低学年の運動会などで

図書の時間がつぶれがちです。

なので、他の授業に無理のない形で

先生方に図書の時間の振替確保をお願いします。

低学年はこの時間にしか本を貸し借りすることが出来ないので

なくなってしまうのは、子どもたちも私も残念です。

2学期は行事の特に多い月なので、図書の時間確保に苦慮します。

とりあえず、9月前半で読んだりした本は

1年生

日本の昔話を楽しむ単元に入るので、その関連で

「ふるやのもり」  (瀬田貞二:再話  福音館書店

最後に、サルの顔が赤いのとしっぽが短いわけが語られているので

この絵本をはじめて見た子は「ああ、それで…」と、言っていましたよ。

このお話が納得できたのでしょうね。さすが、昔話。

語り「とりのみじい」 

このお話には、色々なバージョンがあるのですが

私の語ったバージョンは

最初に鳥が「だんごくれ!」というのから入って

じいさんがあくびをした時に、鳥が口の中に飛び込んでしまい・・

最後は、じいさんは褒美をもらって、町中に歌を聞かせて歩くけど

ある時、羽が取れて、おしまい・・というもの。

鳥がだんごをせがむ所は、鳥の言い方が可笑しいのでとても喜んで聞いてました。

それから、歌が聞こえる場面では、どのクラスにも必ずクスクスする子がいましたね。

歌の歌詞がわけわからず面白いのか、急に歌いだすからおかしいのか

お腹から歌が聞こえてくるという設定が可笑しいのか

本人たちに聞いてみればよかったと、あとで気づきました。

でも、やはり昔話の語りは

落ち着きのない子やおしゃべりをする子もひきつけてしまう

すごい力がありますね!

2年生

「クイズを作ろう」で、虫や身近な生き物を調べるのでそれに絡めて

「カエルの目だま」  (日高 敏隆:文   福音館書店

カエルの目だまだけでなく、トンボの複眼・ミズスマシの4つの目がどのように役立つのか

面白く書かれているので、楽しみながら理解できて

ここからクイズのヒントになりそうなものもいっぱいあるよ、という事を伝えたかったのですが

伝わったかな。

皆、興味深く良く聞いてくれていました。

神話関連で、みんながよく知っている楽しい絵本で

「めっきら もっきら どぉんどん」  (長谷川摂子:さく 福音館書店 )

大型絵本で読みました。

たて向きになる場面では大型なのでちょっと苦労しましたが

迫力なので、みんな「おおっ!」と声を上げていました。

二人で縄跳び135回も飛んじゃうのも「スゴイ!」と思ったようですよ。

ここに書かれている言葉では、化け物となっていますが

主人公のかんちゃんは、神社の御神木のうろ中に入って

実は神様?らしきものと遊びますよね。

3年生

俳句に触れる授業をします。

楽しい俳句の絵本を紹介。

「どうぶつはいくあそび」 ( 岸田衿子:文  のら書店 )

手のひらサイズの小さい本です。

中から2句、アリさんとくまさんの句を紹介しました。

また、夏休みというので

「お化けの真夏日」  (川端 誠:さく  BL出版 )

を読みました。

お化けたちも、みんなと同じように夏休みを過ごしていたようですね。

それから、ミラクルみるくの単元に入っていくので

あまり堅苦しくなく簡単に加工食品の紹介にふれ、ユーモアあふれる

「おどるカツオブシ」 ( 森 絵都:さく  金の星社  )

を、読みました。

作者はなんと「森 絵都」さん。

こちらもナンセンスな場面に反応し「おかしい」と言いつつも

楽しんで、見て聞いてくれていました。