9月の図書の時間1・2・3年
9月に入ってすぐも
高学年のテストや祝日、低学年の運動会などで
図書の時間がつぶれがちです。
なので、他の授業に無理のない形で
先生方に図書の時間の振替確保をお願いします。
低学年はこの時間にしか本を貸し借りすることが出来ないので
なくなってしまうのは、子どもたちも私も残念です。
2学期は行事の特に多い月なので、図書の時間確保に苦慮します。
とりあえず、9月前半で読んだりした本は
1年生
日本の昔話を楽しむ単元に入るので、その関連で
最後に、サルの顔が赤いのとしっぽが短いわけが語られているので
この絵本をはじめて見た子は「ああ、それで…」と、言っていましたよ。
このお話が納得できたのでしょうね。さすが、昔話。
語り「とりのみじい」
このお話には、色々なバージョンがあるのですが
私の語ったバージョンは
最初に鳥が「だんごくれ!」というのから入って
じいさんがあくびをした時に、鳥が口の中に飛び込んでしまい・・
最後は、じいさんは褒美をもらって、町中に歌を聞かせて歩くけど
ある時、羽が取れて、おしまい・・というもの。
鳥がだんごをせがむ所は、鳥の言い方が可笑しいのでとても喜んで聞いてました。
それから、歌が聞こえる場面では、どのクラスにも必ずクスクスする子がいましたね。
歌の歌詞がわけわからず面白いのか、急に歌いだすからおかしいのか
お腹から歌が聞こえてくるという設定が可笑しいのか
本人たちに聞いてみればよかったと、あとで気づきました。
でも、やはり昔話の語りは
落ち着きのない子やおしゃべりをする子もひきつけてしまう
すごい力がありますね!
2年生
「クイズを作ろう」で、虫や身近な生き物を調べるのでそれに絡めて
「カエルの目だま」 (日高 敏隆:文 福音館書店)
カエルの目だまだけでなく、トンボの複眼・ミズスマシの4つの目がどのように役立つのか
面白く書かれているので、楽しみながら理解できて
ここからクイズのヒントになりそうなものもいっぱいあるよ、という事を伝えたかったのですが
伝わったかな。
皆、興味深く良く聞いてくれていました。
神話関連で、みんながよく知っている楽しい絵本で
「めっきら もっきら どぉんどん」 (長谷川摂子:さく 福音館書店 )
大型絵本で読みました。
たて向きになる場面では大型なのでちょっと苦労しましたが
迫力なので、みんな「おおっ!」と声を上げていました。
二人で縄跳び135回も飛んじゃうのも「スゴイ!」と思ったようですよ。
ここに書かれている言葉では、化け物となっていますが
主人公のかんちゃんは、神社の御神木のうろ中に入って
実は神様?らしきものと遊びますよね。
3年生
俳句に触れる授業をします。
楽しい俳句の絵本を紹介。
「どうぶつはいくあそび」 ( 岸田衿子:文 のら書店 )
手のひらサイズの小さい本です。
中から2句、アリさんとくまさんの句を紹介しました。
また、夏休みというので
を読みました。
お化けたちも、みんなと同じように夏休みを過ごしていたようですね。
それから、ミラクルみるくの単元に入っていくので
あまり堅苦しくなく簡単に加工食品の紹介にふれ、ユーモアあふれる
「おどるカツオブシ」 ( 森 絵都:さく 金の星社 )
を、読みました。
作者はなんと「森 絵都」さん。
こちらもナンセンスな場面に反応し「おかしい」と言いつつも
楽しんで、見て聞いてくれていました。