60代の暮らしと本のこと

60代、仕事と暮らしと本のこと

ゆるゆると通常授業&本の紹介について

4月後半からの怒涛のオリエンテーション

ようやく落ち着きました。

昨日は勤務校の運動会。

いい天気だったので、充分楽しむことが出来たかな、と思います。

そして5月もそろそろ終わります。

6月に入ると、テストと移動教室や修学旅行などが続きます。

それでも、ほぼ通常授業の日常に戻りつつあり

学校としても、新年度からの様々な行事を終えて

落ち着きを取り戻す時期になってきました。

いち早く来た課題図書もほぼ紹介を終え貸出に入っています。

今年度の課題図書は低学年にはいいようで

紹介する本がほぼ貸出されていきます。

高学年以上で実際にコンクールに応募してくれるような生徒が出てくるといいのになぁ

と思います。

ただ今回の課題図書のチョイスが、高学年には結構重い内容のものが多く

読み込むには結構つらい本かなぁと思いました。

感情移入しすぎてしまうと辛い…。

感想はある意味書きやすいかもですが。

ところで、今年度小学生へは

ほぼ毎回、ミニブックトークのような本紹介をしています。

読み聞かせや詩を読んだりしながら、学年向けの本を紹介していきます。

本来は自分たちで本をさがせるようになるといいのですが

ブラウジングの時間があまりないことと

やはり、なかなか本を探せない・選べない子も多いので

ゾロリや怪談レストランの様にすぐ手に取るものでないような

でも、今の子でも読んでみたいな、と思えそうな本を紹介しています。

今はそんな感じで紹介してますが、それのベースが出来上がってきたなと思ったら

基本図書のような、しっかりした本の紹介も混ぜ込んでいきたいと思っています。

本を読みなれていない子や、読みやすい本に流れてしまう子は非常に多いので

「読み込む」という事に重きを置いた本紹介は、なかなか難しいのが現状です。

読むことに慣れてくるとチャレンジしやすいのですが

字が小さいとか、文字の分量が多いとか

挿絵がないとかで本をはじいてしまう子が多いので

ある程度段階を踏んでならしていかないとな、と思います。

紹介する冊数には限度があるし、時間も限られてるし

何より、たくさん紹介すればいいというものではなく

たくさん紹介しても低学年はなかなか聞き取れない覚えきれないので

数冊とか、シリーズがあるよ、という所で紹介する場合も多いです。

紹介の最中に、その本を気に入った子は借りる気満々です。

貸出の時間になるとダッシュでその本をさらって借りに来ます。

3年生以上からは予約もできるので

借りられてしまった本に予約をつける子もいます。

あとは、読み物を楽しめない子へ

どんな風に本を進めていこうかのアプローチが今年度の課題の一つかな。

たとえば、サッカーの本ばかり借りていく子

学校にある本には限りがあるからみんなもう読んでるし・・・

サッカーがテーマの本を進めてみたりはしますが

なかなか、読もうという気にはならないみたいで

だからと言って、読み物を読むことを強要したくはないので

その辺が、悩ましい所です。

ただ、学校の授業の時間で1冊は借りましょう、というルールがあるので

なにか本は借りようね、という風に話はします。

もちろん、付き添ってレファレンスを一生懸命しますが

学年が上がれば上がるほど難しくなっていく気がします。