60代の暮らしと本のこと

60代、仕事と暮らしと本のこと

将来の夢

二分の一成人式が勤務校でも行われます。


















巷ではいろいろな論議があるようですが
私も、娘の時にはおこなわれ
手紙を書かされました。

別に嫌じゃなかったですけどね。
産むまでや産んだ時のことを思い出しながら長々と書いてしまいました。
学校に行くようなことはなかったですが。

娘も、成人した自分あての手紙を書き
それを1月の成人式の日に手渡してやりました。

勤務校では、毎年行われており
保護者に感謝の気持ちを伝えるという設定で
保護者を学校へ招待しています。

多分、その関係で教室で、
みなさんの夢は何ですか?
なりたいものは何ですか?
というやり取りになったのでしょう。

クラスの中で数人の子どもはなりたいものがなく
夢を持てていなかったので
その子たちに、夢を持ってほしいから
何か、こんな職業があるよとか
こんな夢を持って大人になったとかいう事がわかる本を紹介してほしい
と依頼されました。

私は正直、小学生で夢を持たない子がいても別にいいんじゃないかな
と思っています。
まだ何になりたい、という思いがない子には
そういう思いが持てるように
色々なことに興味を持つといいいよと話をしたり
これから考えることもできるよね、というような
猶予を与えてあげることも大事なんじゃないかと思ったりしました。

小さい時からはっきりとした夢がなく
自分が生きていきながら、こういう事がしたかったんだな、
というのは人生の後半になって気がつくこともあります。
今の私がそうだけど、でも実はそれまでには
何度もこうなりたい、やこうしたいと思っても
色々な条件で挫折しているという事もあります。
それは今やっている事とは違う事。

ひとつの目標に向かって努力し
それをつかみ取る、というのも夢を持つことの大切さだし
生きていく上での大きな指針になり、力が出せるところではあると思うけど、
いろいろな経験をしながら
自分のやりたいことが固まってくることもあるよなぁ、と思います。

まあ、でもそういう子たちへのヒントになるかな
という意味で、本の紹介をしたわけですが
もし夢を持っても、途中でそれが変わっても悪いことじゃないというような
事は伝えられたかなと思います。

もう少し、紹介した本の内容に踏み込みたかったのですが
時間の都合上、それが難しく残念でした。
(来るのが遅かったので、残りの時間があまりなかった…)