60代の暮らしと本のこと

60代、仕事と暮らしと本のこと

「かけがえのないもの」 養老 孟司・著

このところ、がんばって書き込みを続けている。

続くとやっぱりうれしい。

で、今日も読んだ本。

「かけがえのないもの」  養老孟司・著   新潮社

私が読んだのは文庫のほうでした。

この人の話は大好きです。

ご隠居の説教とか・・

ちょっとそんな感じにも受け取れますが

悪い意味でなく、年寄りが人の道を解くというか

昔は、こういう話をお年寄りがお茶でも飲みながら

話して聞かせていた当たり前のこと

なんじゃないのかなぁ・・という感じがします。

もちろん中身はちゃんと専門的なところで語っているし

いろいろな場面を切り取って解説しているし

また、かなり平易な言葉で書かれていて

例えもわかりやすいので

中・高校生が読んでもいいんじゃないかと思います。

私も自分の頭でものを考えたい。

と常に思っているし、子どもにもそう言っています。

ただ、やはり自分の頭で物を考えるには

今の世の中、情報がたくさんありすぎて

ただそこから選んでみるだけ・・みたいなところがありますよね。

人の考えをそのまま取り入れてしまえば楽だから

自分で考えて行動すると自分に責任かかるし。

でも、やっぱり「ほんとにそうなのか?」という

問いは常に持っていたいし

自分で考えて行動したい。

それは「自分」だから。

かけがえのないもの

=二度と取り返しのつかないもの・代えようのないもの

私という自然・世界という自然