60代の暮らしと本のこと

60代、仕事と暮らしと本のこと

今日はこの本 「孤独のグルメ」

  「孤独のグルメ」   久住昌之:原作  谷口ジロー:作画  扶桑社

  

以前もここに載せている漫画家さんの本です。

この谷口ジローさんは他にもいい本をたくさん書かれていますが

これは、その中でも家の娘のお気に入りの本です。

中年の主人公が商用での出先でお腹がすき

フラッと、その地の何気ない食堂へ足を運んで

食事を取る話なのですが。

実際にある場所の、実際の食事の風景が

緻密に書き込まれ、食事の風景もなんだかリアルです。

三ツ星とか豪華な食事といったものとはまったく違い

本当にお腹がすいて何食べようかなぁ~

と迷った末に決まった食堂だったり

ふと入ったふしぎなお店だったり

こんな外食の仕方って意外としてるんじゃないかと思います。

原作者の意図を忠実に表現しようと

時間をかけて描いているのが良くわかります。

ひとつの食事をするにもいろいろな物語があって

食にかかわる周囲の人や環境などが見て取れます。

娘は、たくさんお店が出てきて

主人公の食事をとる風景が面白いんじゃないかと思います。