たいせつな友だち
少し前に読んだ児童書です。
「たいせつな友達」 モイヤ・シモンズ作 中井はるの:訳 くもん出版
日本での初版が2009年なので、新しい本 という事になりますね。
作者はオーストラリア出身で、既に30冊以上の本を書いているそうですが
最近の作だけあって、主人公の女のこの気持ちが
今の子にぴったりとはまっているのでは、と思います。
「イケてる」か「イケてない」か
「ダサイ」と思われることをとても気にするところ
友だち関係はビミョウです。
パパ・ママは新しく生まれてくる兄弟に
なんだか夢中で、ちょっと寂しい・・。
本当に大切なことって何だろう・・。
転校生の女の子ステファニーが来たことで
ケイトは少しづつ変わっていきます。
表紙の絵がちょっと地味な感じですが
中の文章は主人公のケイトが
神様に手紙を書くような語り言葉で書かれていて
読みやすいのではと思います。
小学校高学年女子に読んで欲しい本です。