60代の暮らしと本のこと

60代、仕事と暮らしと本のこと

学校図書館

先週、学校図書館の作り方講座に参加してきました。

北は北海道、南は沖縄と

定員の少ない中各地から参加されている方を見ると

学校図書館に関心があり子供たちのために良くしたいと

活動されている方は多いのだと感じる事ができました。

いちボランティアとしての参加でしたが

改めて

学校図書館には人が必要、それも専任の学校図書館司書』

で、

私達ボランティアは「そのお手伝いをする」という事でした。

今までもずっとボランティアをしてきて感じていた事ですが

というか、当たり前の事ですが・・・。

学校という子どもの生活と密着する場で、

学習のために多くの図書資料が必要になるわけですが

それに合った本を探すことや学級担任と必要な図書資料について

打ち合わせし、必要な本を薦め準備できるのも

学校図書館司書』だからできること。

ボランティアではそこまで出来ない。

子ども達が図書館に来れるのも

誰かがいるから・・ということもあるかもしれない。

ボランティアではいつも学校にいられない。

先生方に学校図書館の活用法をオリエンテーションしたり

学習参考図書を薦め活用できるように対応したり、

子ども達に図書館のオリエンテーションをしたり

そういう時間を進んで使えるのも、学校図書館司書だからこそ。

ボランティアは地道に図書の整理と補修をしていくほかはないなぁ・・と

思いました。〈司書が必要と声を上げながら〉

担当の司書教諭は学級担任を持っているので

なかなかやりたいことがあっても、実行に移せない

学校長の裁量では、そこまで範疇に入っていない(関心が低いので)

などなど・・・今までボランティアをしてきて壁にぶち当たったことも多々ありました。

学校という世界が難しいのか、子どもの為にあるのか

時々考えてしまう事もありました。

でも、今日しみじみ思ったのは

「6年間子ども達が成長に関わる居場所」って

大きくなったら忘れてることがあっても

存在はかなり大きいよなぁ、という事でした。

6歳から12歳まで。その成長の差は計り知れません。

ボランティアであってもその成長に少しでも関わるのなら

しっかりとした意識を持って、めげずにコツコツ頑張ろうと思いました。