60代の暮らしと本のこと

60代、仕事と暮らしと本のこと

中学2年生への読み聞かせ

11月の第一週目金曜日に
中学2年生への読み聞かせがありました。

朝学習の20分の時間を使っての読み聞かせです。

今回は「はまっこ読書の日」という物を横浜市が制定したらしく
それに合わせたタイミングでの読み聞かせだったので
保護者の読み聞かせのあと、
各クラスの図書委員が、それぞれ選書した本を読み聞かせる
ということが行われました。
(これは直前まで聞いてませんでしたが・・)

当日は、同じ本がかぶらなくて良かった~・・とほっとしましたが
せめて数日前に教えてくれても、と思ったのは私だけでしょうか?

さて、当日読んだ本ですが

1冊目はどっちがいいか悩んで、またしても子ども達に決めてもらいました。
「ぜつぼうの濁点」

















この本は7月に3年生に読んで好評だった絵本ですが
内容的には2年生でも充分楽しめると思ったので選んでみました。

思ったとおり、かなりよく聞いてくれていました。
本文のテキストが「語り」口調で調子が良いので
読むほうも読み易いですし
何より話が面白いです。

最後のほうでは、どうなるのか一緒に話を読んでいる子達もいました。
(ラストの言葉をイメージして口に出していたのです)

2冊目は私が読みたかった
ポール・エリュアールという人の作った「リベルテ~自由~」という詩に
絵をつけて絵本にした物です。

















とてもいい詩なので、
この年代の子たちに一度知っておいてもらいたかった、というのがあります。

詩集がなかなか手に入らないので(図書館や本屋にもほとんど置いていない)
探してやっと絵本を見つけることができました。

絵もとても詩にあった印象的な絵で、これで読めてよかったと思いました。

中身の詩を全文は読みきれないので、抜粋して読みました。
また、この詩を書いた詩人についても少し触れました。

工藤直子さんとは違った「詩」の読み聞かせは
あまり経験が無いだろうと思いましたが
詩の意味を理解しようとしてくれている様子が分かり
読んで良かったな、と思うことができました。

少し時間が余りましたので
最初に選ばなかったほうの絵本を紹介しました。

「3びきのかわいいオオカミ」















こちらは3匹のこぶたの逆バージョンですが
なにより「わるいぶた」のキャラクターと
建てた家を壊すそのハチャメチャさが、文句なくとってもおかしい!
あらすじを絵本を見せながら紹介しましたが
子どもたちに大ウケでした。

最後に図書委員さんの二人が読んでくれたのは
ぐりとぐらくるりくら」です。















女の子だったのでかわいい絵本を選んだのかな。
きっと自分が小さい頃読んで「楽しかったな」と思った本を選んだのでしょうね。
この絵本を見て以前ツイッターに書き込まれていた
ぐりとぐらとぶぶぜら」を思い出して
クスリとしてしまった私でした。