60代の暮らしと本のこと

60代、仕事と暮らしと本のこと

著作権

先日、表紙画像の事をアップしましたが

著作権の問題は、私自身もわかりずらいなと思っていますし

完全に理解できているとは思っていませんが

追加で、思っていること・勉強会などで話したことなど

を、確認の意味も込めて書込んでおこうと思います。

まず、学校での表紙画像の使用について。

学校内で表紙画像を使う事が考えられるのは、まず「お便り」になるかと思います。

これは、許諾・確認を取る必要があるかと理解しています。

児童生徒へ配布する「お便り」は、商用目的でも営利でもないのですが

学校内で完結するものではなく

それが学校外(各家庭~)へ流出する、という事を考えたからです。

また、表紙画像はインターネットなどからコピーして貼り付ける、

という形になることが多いだろうと思いますが、これは2次使用に当たります。

OKの出版社もありますが、確認してほしいという所もあります。

文庫本などによく挟まっている宣伝用のチラシなどを切り抜いて

お便りの原本に貼るのも「加工」に当たり、まずいのかなと思いました。

学校外から出なければいいのか、と言うとそうでもなく

実物の表紙をコピーして貼るのも2次使用だし、拡大縮小も同じ。

ポスターを学校内に宣伝のために貼る、というのは

確かに学校外には出ませんが、2次使用にあたるので

1か月以上貼ったまま放置しておくのは問題になるかと思います。

少なくとも期間限定で、素早く対応できるようにするべきかなと考えます。

表紙画像でなく、内容紹介に関しては、個人の感想などでの紹介文は問題ないと考えますが

「本文からの引用」については、各出版社への確認が必要と理解しています。

先生が授業で使用したい場合については、この限りではなく、コピーなども出来ることにはなっていますが

これはあくまで授業中の事であり、児童生徒が家庭に持ち帰ることは想定されていません。

先生が配ったこれらの資料は授業が終了すれば回収するべきものだからです。

また、ボランティアさんが作る掲示物等についても注意が必要になります。

工作の本などに載っている転載して使用できるものについては問題ないのですが

通常の本から、特にキャラクターなどをコピーしたり、マネして描いたり、拡大縮小するなどは

同じように許諾が必要になります。

この辺を、ボランティアさん達にもしっかり理解していただかないといけないかな、と思います。

ちょっとわからないな、と思ったら、確認しておくことが必要かなと思います。

図書館と言う場所にいる私たちも、しっかり理解して

児童生徒に利用指導として伝えていかなければいけないな、と感じます。

この辺は情報リテラシーに関連する問題でもあるので

小学校高学年には、そのあたりの授業をする時に

先生と一緒に授業の中でオリエンテーションしていけるのではないでしょうか。

もし、ブログをご覧の皆さまの中で

私の理解が間違っているのでは、という所に気がつかれた方がいらっしゃいましたら

教えていただけるとありがたいです。