60代の暮らしと本のこと

60代、仕事と暮らしと本のこと

新人学校司書さん

















(写真の本ブログとは画像は関係ありません)

連投です。

今年度もたくさんの新人学校司書さんが入ってきました。

が、そんな中で私の耳に聞こえてくるのは
「どうしたらいいのかわからない~!」
「何をすればいいのかわからない~!」
という、他校の司書教諭の先生と当の学校司書さんの話です。

司書教諭の先生は、はじめて担当になったという方が多く
また、そういう学校に新人の学校司書が配属され
その学校司書も、まったく経験がなく司書としての知識やスキルもない
ボランティアの経験もない、というような人が多いらしく
お互いにどうしていいのかわからない状態になってしまっているようなのです。

学校司書は配属前に4日間の司書研修はありますが
学校司書としての実務ノウハウを教えてもらうのではなく
学校に勤務することがどういう事なのか
児童生徒理解や児童支援に関すること
読書・授業支援とは?といった、大きな枠組みのことであり
実際に図書の時間はこのように使います、とか
読み聞かせやブックトークの練習をすることはないし(1回公共図書館員の実演を見るのみ)
図書館システムの使い方や、それで何をするということの話もないし
結果、何もわからないまま学校にポンと置かれる感じになってしまっています。

そこで、図書館の中で一人で仕事をしがちになるし
先生方は忙しくて話しかけられないし、わからないことを聞くチャンスがないし
先生も、忙しくて話をしたくてもなかなか話すチャンスがないし
話をできる時間には学校司書は帰ってていないし
ということで、すれ違いも多発。

他校に行かれて初めて司書教諭になった先生から相談があり
なんとその時聞いたのは(ノートを作ってやり取りはしているが毎回はできていない様子)
まだ1回しか学校司書と話をしていない、ということでした!
その時は4月20日。もう学校司書が配属になって3週間はたとうかとしているところです。
その間1回しか話をしなくてよく仕事ができてるな、と感心しますし
また、話をしないでどんどん仕事を進められるもんなのかな?と思ったり。

はじめて学校司書が入った学校がどんな様子かは、想像つきますよね…。
何もしないでいられるわけがないので。
でも、初めての事を勝手にはいろいろできないと思うので
司書教諭の先生と相談しながら作業を進めていく事になると思うのですが
ノートのやり取りだけでやってきたのでしょうか。
むしろ、私にはそれはできないな~。

そのあと、実際に学校司書の方が来校されて相談にのりました。
まず、直接話ができる時間を作ってもらえるようにすること
話ができない時はノートだと後で…になるので
ノートよりメモ(付箋)を多用したほうが良いこと
顔を見つけたら、その場ですぐ話すようにしてしまうこと
など。
図書館環境の事や図書の時間についてもお話しました。
参考になったと言ってくださったので、よかったのですが

多分、こんな感じにしてる方が、まだまだ沢山いるんだろうなと…。

本当は研修内容をもっと考えないといけないのではないでしょうかね?
(児童支援についての話などはよかったと言えますが、それでも上澄みだけなので)

この後の月1回の研修でどんなことをするのか、
また、それに新人さんがついてこれるのかは、非常に心配です。