60代の暮らしと本のこと

60代、仕事と暮らしと本のこと

主にY・Aあたりを読んでます ①

夏休み少し前から

学校図書館にある本を借りて読んでいます。

自分でテーマ展示してるのに内容をよくわかっていない物もあるので(コラッ!!)

少しづつ読んでいかないと、と思って読み始めました。

そしたら、もともとY・A系の本は好きでしたが(児童書も)

面白いのでハマってしまったぞ、という。

最近の高学年中学生向けの展示で

「アニメの原作になった本」テーマで集めた本の中で

「ANOTHER 上・下」 (綾辻行人:著  角川文庫)

この本は読んだことがなかったので(名前は知っていましたが)

生徒に聞かれて内容をこたえられないのも悔しので

読んでみることにしたら・・・おもしろい!

ホラー系のミステリです。

主人公の年齢が近いのと学校で起きること、そこで興味をまず惹かれて

また、いい意味で予想を裏切られる展開が続いていくので

そこも物語に引き込まれる要素かなと思います。

作者の結構前の作品になりますが

古さを感じさせない所もすごいなと思います。

他の「〇〇館の殺人」シリーズは本格派なミステリで、こちらも非常に面白く

中高生以外大人でも充分楽しめると思います。

この人はクリスティ好き?とうれしくなりました。(私も大好きなので)

クドリャフカの順番」 (米澤穂信:著  角川文庫)

学校にあるのは表紙が以前のバージョンですが、やはりミステリです。

これもアニメになっていて知っている子は結構このシリーズを読んでいます。

この表紙は最近新しくなったもので、以前のバージョンはいかにもミステリの表紙といった少し地味目です。

表紙で全く印象が変わりますね。

この本は高校の古典部のメンバーが主人公のシリーズ第3弾。

最初の「氷菓」と「愚者のエンドロール」に続いた本ですが

最初の2冊が貸出中だったのでこの本からの読み始めになりました。

でも、知らなくても何となく読めてしまうので

読んでて困ったなという事にはならなかったのですが

話がなかなか進まないというか、

登場人物が、章立てで主人公のような感じで入れ代わり独白というか話をする形式なので

主人公の性格でテンポが変わるのと、基本の主人公が女の子なのですが

その子のテンポについていけず、ちょっとイライラしながら読んでいました。

日常の中での事件なので大仰な大事件が起こる訳ではないのですが

多分これはキャラクター設定が生徒たちに受けるのかもしれません。

作者がクリスティ大好き!もよくわかりました。

中高生向けの本だとは思いました。