60代の暮らしと本のこと

60代、仕事と暮らしと本のこと

語りを聞く

先日、地元の地区センターでおはなしフェスティバルがあり

図書館と隣接しているので

本を借りるついでに、久しぶりに「大人に向けた語り」を聞いてきました。

時間があまりなかったので(お昼をはさんでいたというのもありますが)

3つしか聞けませんでしたが

語りの世界を堪能しました。

私が聞けたのは

「像のふろおけ」

「炭焼長者」

「ききみみずきん」

の3つです。

最初の「像のふろおけ」は外国の昔話で、インドのおはなしだったかな?

白い象の欲しい王様に、日ごろ仲の悪い陶器屋が洗濯屋を困らせてやろうと、

隣の洗濯屋なら灰色の像を真っ白に洗ってくれますよ、と王様に言いつけるも

洗濯屋の知恵で、逆に陶器屋がやり込められるお話。

後の二つはなじみのある日本の昔話ですが

「ききみみずきん」は

私の知っている出だしにもう少しお話を足してある感じでした。

日本の各地に伝えられているというので、少しづつお話が違っているのでしょう。

昔話の語りは、その地方の方言で語られると

グッと話に深みというか面白味が増す気がします。

聞いてても心地いですし。

ただ、100%の方言だと通じなかったりもするので

(笑えるところが笑えなかったり、という場合には困るので)

多少共通語に近づける必要はあるのかもしれません。

ますます語りにはまっていく私でした。