年初めのマンガ
年末の「テルマエ・ロマエ4」に続いて
今年は早速本屋でマンガの本をいくつか購入しちゃいました。
「秘密10」(清水玲子)
結局揃えちゃっています。物語は佳境に入ってきていますね。
「好きです、この少女まんが。⑤異彩」(少女漫画家85人が選んだ傑作・名作集)
表紙がすべて「おおやちき」さんの描き下ろしイラスト、というのがいいですね!
相変わらず美しいイラストに息をのみます。
中でも、水野英子、文月京子、樹村みのり、木原敏江、萩尾望都(別格)がいいです。
文月さんは初期の頃の絵の方が好きですが
でも、上手いです。絵も話も。
樹村さんは、初期の短編ですが、この人にしか描けない心理描写だと思います。
こんな風に、子どもの心の心理描写をしたマンガは
この頃、他にないのではと思います。
水野さんは毎度映画のようです。
木原さんは、素晴らしい短編をいくつも描かれていますが
この話もその一つで、いつ読んでも涙が出てしまうのです。
萩尾さんのは、ほんと別格で
何でこういう話が描けてしまうんだろう・・。
深くて重い、忘れられない、余韻がいつまでも残る話です。
野田秀樹さんが舞台化していますが
文学作品と同等の上質な短編を読んでいるようです。
やっぱり、ちょっとブラッド・ベリっぽい?感じはあるような気がします。
ブツクオフで買ったのは
「きつねのよめいり」文庫版(吉田秋生)
表題の作品を中心とする短編集です。
「メタモルフォシス伝」文庫版(山岸涼子)
これは以前から欲しかったのですが、なかなか見当たらず(けれど取り寄せはしない)
今回はブックオフで安く手に入ったのでラッキーでした。
家に受験生の子がいるというのもあります。
大学受験に向けて、今とはまた違う受験戦争と言われていた時代に描かれた話ですが
受験生の心境や、受験のこの時代の環境などよくわかり
また、受験生に対するこの作品のメッセージ的なもの、もよく伝わってきます。
今年もまた、我が家に増殖し続ける本たち・・なのでした。