60代の暮らしと本のこと

60代、仕事と暮らしと本のこと

時間があるから読んでみたい児童書(海外編Ⅱ)

さて、まだまだ休校中の学校も多いでしょうが
公共図書館自治体によっては、開館していたり、これから開館しますよ!というところもあるでしょう。
この機会に、海外の児童文学にも興味を持ってもらえたらと思います。


前回、低学年から中学年程度の読み物を紹介しましたが
今回も、絵本からおはなしの本に移行していくときに、とっかかりやすく、面白い!と思えるような児童書を紹介したいと思います。


自分で読むのが苦手な子には、おうちの人が読んで聞かせてあげるのもいいですね。
読んでもらって面白いと持ったら、自分でも読みたくなってくると思います。



最初に紹介するのは
リンドグレーン『おもしろ荘のリザベット』岩波書店 です。
リザベットとマディケン姉妹の愉快なやり取りに、思わず笑ってしまいます。こちらはおもしろ荘シリーズで出ています。
子どものころの、愉快な体験や経験を余すことなく描いているリンドグレーンの作品は、読んであげてもいいし、自分で読んでも。

ほかにも、愉快ないたずらがたくさん出てくる
『エーミルはいたずらっ子』岩波少年文庫 こちらもシリーズで出ています。
文庫版は文字のサイズも小さいので、文字も大きめのな徳間書店絵本版を探して読んでもいいかもしれません。
また、リザベットと同じ単行本サイズでも出ています。
こちらも公共図書館学校図書館でしょうか、自分でも読みやすいと思います。



ルーマー・ゴッデン『おすのつぼにすんでいたおばあさん』徳間書店
湖のほとりの小さなおすのつぼに、ねこのモルトと一緒につつましく幸せに暮らしていたおばあさんですが、ある日一匹の魚を助けたことから・・・
読んであげたり自分で読んでも、おもしろい本の1冊です。

おすのつぼにすんでいたおばあさん

おすのつぼにすんでいたおばあさん



マーガレット・ドリアン『わにのはいた』大日本図書
朝、目が覚めると、わにのアリは歯がチクチク痛みます。
嫌々ですが、動物園の延長さんのすすめで歯医者に行くことになります。
ほぼ平仮名なので、一人でも読みやすいと思います。




アン・フォーサイス『きょうりゅうが学校にやってきた』金の星社
は、2~3年向けでしょうか。
おはなしが楽しめるようになってくると、少し長い物語も読めるようになりますね。
なかなか読書に関心が向かない子にも、恐竜が出てくるお話ならどうかしら?
恐竜が好きな子におすすめです。シリーズになっているのは人気があるからでしょうね。




ユードリィ『あのね、わたしのたからものはね』偕成社
1年生のメアリィは友達の前でなかなかうまく話すことができません。
うまくお話したい、と思っていてもなかなか難しくて・・・と
積極的なことが苦手な子に共感してもらえそうなお話です。
メアリィはある日いいことに気がつきます。どんないいことかは読んでみてね。




前回紹介した、アーノルド・ローベルの作品は、
これからお話を読もうと思っている子にぴったり。
みじかくて、楽しいおはなしの本をたくさん出していますので、ぜひいろいろ読んでほしいと思います。

どろんここぶた (ミセスこどもの本)

どろんここぶた (ミセスこどもの本)

とうさんおはなしして (ミセスこどもの本)

とうさんおはなしして (ミセスこどもの本)

おはなし ばんざい (ミセスこどもの本)

おはなし ばんざい (ミセスこどもの本)

など


ほかにも、いろいろありますが、今日はここまで!