60代の暮らしと本のこと

60代、仕事と暮らしと本のこと

25年度のオリエンテーション

今年のオリエンテーションはじっくり落ち着いてやりたい、と思っていたのに

5月の連休やデータの関係で、結局、毎度のバタバタ状態。

しかも、月曜休みが続いたりするもんだから

スケジュールびっしり&先生が忘れていて来なかったのを急遽入れ込み

などで、1コマに2クラス分などのダブルブッキングを余儀なくされました。

そんなこんなで

先週からオリエンテーションが始まりました。

私の勤務校では、1回で済むオリエンテーションをするのは

7年生(中学1年)のみです。

1年生は3回、2年生以上は2回は続けて行い

今年度はさらに、学期ごとに1回は行わせてもらう予定になっています。

勤務校の図書館ルール・貸し出し冊数などや

本を探すための手掛かりについてのオリエンテーション

他の学校でもされていると思いますが

学年ごとの目標目安を決めて、分類配架についてオリエンテーションをしています。

1年生は図書館に親しんでもらう事を目標としているので

基本的な本を取り扱う時の注意と図書館探検をして

どこにどんな本があるかを見て回ってもらい

主に、読み聞かせや読書を中心としてオリエンテーションをしています。

ゆっくりと3回に分けて、それらを行っています。

2年生から、本の返却を自分でしてもらうようにするので

ラベルの事をざっと説明し、

まずはラベルの色分けに気がついてもらって

そこから本を探す(本を返す)目安をつけてもらうこと

図書館の本棚がどんな風に並んでいるのかなども伝えています。

2回目に本の返却ゲームをしています。

また予約もできるようになるので、2学期に予約方法のオリエンテーションもします。

別枠で、図鑑の使い方のオリエンテーションもします。

3年生はもう少し詳しく分類の事を説明し

分類記号や図書記号についての説明をして

それを目安に本を探す(本を返す)という事を覚えてもらおうと

2回目には、本探しゲームをしています。

4年生は3年と同様に分類について再度確認

パソコン検索が出来るようになるので

2回目には、その方法説明と検索ゲームをしてもらっています。

別枠で、百科事典の使い方のオリエンテーションもしています。

5年生は分類3桁目までの説明をしています。

ラベル並べのゲームをしています。

別枠で年鑑の使い方のオリエンテーションもしています。

6年生は5年生同様、分類3桁目についての確認と

自分である程度まで目的の本を見つけられるように

2回目に本探しゲームをしています。

1つのキーワードから本を探すのですが

色々な分類にまたがって複数冊を探すというもの。

キーワードから発想を広げて、分類を思い出しながら探してもらいます。

これは意外と難しいようで

なかなか発想を広げられない子が多いです。

1つの言葉から連想することがしにくいのか

その「言葉だけ」にとらわれて、なかなかあちこちの分類に思い当たりません。

問題の出し方に改善が必要と思われます。

7年生には、持ち上がりの子が半分、新入生が半分くらいなので

必ず最初から図書館の使い方や貸し出しのルール

もちろんラベルと分類の事も話します。

また、図書館のおすすめ本の紹介もします。

という事で、複数回のオリエンテーションを行うので

オリエンテーションの期間も長いです。

今週もオリエンテーション、来週も休みの合間はオリエンテーションとなり

終了するのはゴールデンウィークが終わった後くらいになるでしょう。

そうそう、もちろん個別支援級へもオリエンテーションをします。

そのあとは通常の図書の時間となりますが

5月の終わりころに高学年の運動会・テストもあるので、

またしても図書の時間確保が難しくなってきます。

毎年この辺の図書の時間の確保と振替には頭を悩ませます。

そこにこだわるのは、以前にもこのブログに書いてますが

1~4年生は休み時間に図書館に来られない、という事です。

図書の時間にクラスで来る場合のみ、本の貸借が出来るので

この時間を子供たちはとても楽しみにしている、という事です。

毎年せめて3・4年だけでも、と先生方に提案はしているのですが

なかなか難しいようです。