60代の暮らしと本のこと

60代、仕事と暮らしと本のこと

夏休み中の学び

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
夏休みはどうしても仕事が出来ずに長い夏休みになってしまいます。
 
もちろん、常勤でも正規職員でもないので
お休みの時に収入はありません。
悲しいです…。
 
しかし、長い休みだからこそできることもあります。
 
今年の夏は、遊びで出かけることはほぼありませんでした。
学校図書館関係の講座や研修会
自分たちで行っている勉強会の準備と合わせて
今回初めて、休み期間中に「夏期勉強会」をおこないました。
 
何をしたかというと、スキルアップというよりは
あとから入った新人学校司書のための基本講座の様なものです。
本当に初歩の所から、これからの学校図書館活動(勤務)の基礎となるものを伝えられたら、と思い
自分で企画して資料を作り、パワポを使って参加者に話をしました。
これまでは参加者がそれぞれ交流する形でいろいろな話をしていきましたが
今回は私がほぼ一方的に話していく形になりました。
 
1回目は「学校図書館とは、学校司書とは、各地の学校司書の現状」「オリエンテーションとは何か、その役割と方法」
2回目は「蔵書管理の方法、蔵書点検、除籍廃棄、管理システム」私以外のオリエンテーションの資料をもってきてくれた人の話(やり方)を聞く。
といった内容をおこないました。
 
色々な参考書を紐解いて自分がこれまでに学んだ事、身につけたことなどを合わせて
資料とパワポを使って、できるだけわかりやすいようにと考えておこないました。
オリエンテーションは、実際にどのように行っているか
自分の使っている道具などを見てもらいながら説明をしました。
どんな風な話し方をしているかなども、少し見てもらったりしました。
 
こういう事は口で聞くより、実際に見たほうが理解できますよね。
私自身が最初に先輩のやっているのを見て覚えたほうなので
(ありがたいことに、その時は二人職場でした。めったにないことだと思います)
そんな風にしてみました。
オリエンテーションの実演やどんな道具を使ってやるか
とかを見る機会ってほとんどないのじゃないかと思います。
 
本来の研修でもあるといいのになぁと思います。
モチロン人によってやり方は色々あるとは思いますが
学年によって理解できることも違うので、それに合わせてどこまで伝えるか(利用指導するか)
などの指針はあってもいいような気もします
 
最後の方で、質問・疑問がある人には自分のわかる範囲でお答えしました。
 
資料とパワポ作りは思いのほか大変でしたが、人に伝えるためには自信も学び直さねばならず
いつも斜め読みの方が多い私も、資料を再読するなど改めて勉強になりました。
(でも、すぐ忘れていく・・・)
 
絵本を解読して絵本にどっぷり浸かった時間や
研修会の予読本として、苦手で読み切れていなかった『はてしない物語』を
最後まで読み通すことができて、実はすごくおもしろかった!とか
ブックトークを実演するために、仲間でどの本がいいか話したり
実際に人前で実演したり(あんなに大勢の大人の前では初めてでした)
他にも、いろいろな本を読むこともできました。
それぞれの過程は大変ではありましたが、楽しさや充実感もしっかり味わうことができ
改めて読書の奥深さや大切さに気付くこともできました。
 
学校司書は常に様々なことに対してアンテナを張り、好奇心いっぱいに過ごす
という事が、多少できた夏休みだったかなと思います。