60代の暮らしと本のこと

60代、仕事と暮らしと本のこと

1・2・3年生に読んだ本

6月から7月にかけて学校図書館で読み聞かせをした本です。

1年生

「11ぴきのねこ」 (馬場のぼる:さく   こぐま社)

「ひとまねこざる」  (A・H・レイ:さく  岩波書店

「おおきなかぶ」 (ニーアム・シャーキー:絵 中井貴恵:訳  ブロンズ新社

この絵本を読んだのは、先生の方から教科書に載っている定番でない「おおきなかぶ」

を読んでほしい、とお話があったからでした。

定番の内田莉莎子さん訳の物とは違い、言葉数もかなり多く

最大の違いは「うんとこしょ あ どっこいしょ」という掛け声でしょうか。

面白いといえば面白いのですが、ちょっとリズミカルすぎてかぶの重さをあまり感じません。

抜けるときの擬音も不思議な擬音でした。

2年生

「あかてぬぐいのおくさんと7にんのなかま」

少し長いお話ですが、よく聞いてくれました。

横になって寝ているおくさんが、ページが進むうちに

目が覚めてきて、薄目を開けてきたりするところなんかもよく見ていて

「あ~、目が覚めちゃってるよ!」とか、つぶやいてたり。

子どもの反応も面白かったです。

「ぼくのかえりみち」 (ひがし ちから:著 BL出版)

小学生ならだれでも1回はやったことのあるだろう

道を歩くときの「きょうはこうしてか~える!」

私も「白線の上」を見立てて、よく歩いて帰りました。

子どもたちにとっても、興味共感を呼ぶ絵本です。

「こわくなんかないっ!」 (ジョナサン・アレン:さく  評論社)

何故か「こわくなんかないっ!」の画像がなかったので、同じシリーズの別の絵本の画像にしました。

3冊あって、あとは「ねむくなんかないっ!」です。

こわくなんかないっ!と言い張るフクロウの子がかわいくて、わかるなぁ。

「ぼくのだ!わたしのよ!」(レオ・レオニ:さく          )

教科書で「スイミー」をやっているので、同じ作者の本を集めて紹介しました。

また、みんなが読めるようにブックトラックに乗せてコーナーを作り

図書の時間に読んでもらうようにしました。

レオ・レオニさんの本は結構難しいものが多く

中ではたぶん一番わかりやすいお話だったと思います。

やっていることが、子どもたちにもよくわかるしね。(ありがちなことなので)

「いなばのしろうさぎ」 (谷真介:著  佼成出版社

こちらも、先生から教科書単元の「神話」の関連で紹介してほしいと依頼があり

中でもわかりやすいお話と絵本を選んでみました。

スイミーの時と同じように神話の絵本とお話を

みんなが読めるようにブックトラックに集めておきました。

3年生

「かきねのむこうはアフリカ」 (バルトムイヤールト:著  ほるぷ出版

読書案内からの読み聞かせです。私はこれは結構好きな絵本かな。

「おこだでませんように」 (

おはなし会の前に読んでいました。

大人にも子どもにも共感できる絵本で、いいと思います。

大人にこそ読んでほしい絵本・・なのかな?

「チムとゆうかんなせんちょうさん」 (アーディゾーニ:さく 福音館書店)

今回これを読んでみて、あらためてこの絵本のよさを実感しました。

ちょっと突っ込もうと思えば突っ込めるお話ではあるのですが

「こどものぼうけんのおはなし」と考えると、とてもよくできているお話で

最後は、読んでいる子どもたちが納得できるようになっているので

安心してページを閉じることのお話だと思いました。

長いですが、しっかりよく聞いていました。