1・2・3年生に読んだ本
6月から7月にかけて学校図書館で読み聞かせをした本です。
1年生
「11ぴきのねこ」 (馬場のぼる:さく こぐま社)
「ひとまねこざる」 (A・H・レイ:さく 岩波書店)
「おおきなかぶ」 (ニーアム・シャーキー:絵 中井貴恵:訳 ブロンズ新社)
この絵本を読んだのは、先生の方から教科書に載っている定番でない「おおきなかぶ」
を読んでほしい、とお話があったからでした。
定番の内田莉莎子さん訳の物とは違い、言葉数もかなり多く
最大の違いは「うんとこしょ あ どっこいしょ」という掛け声でしょうか。
面白いといえば面白いのですが、ちょっとリズミカルすぎてかぶの重さをあまり感じません。
抜けるときの擬音も不思議な擬音でした。
2年生
「あかてぬぐいのおくさんと7にんのなかま」
少し長いお話ですが、よく聞いてくれました。
横になって寝ているおくさんが、ページが進むうちに
目が覚めてきて、薄目を開けてきたりするところなんかもよく見ていて
「あ~、目が覚めちゃってるよ!」とか、つぶやいてたり。
子どもの反応も面白かったです。
「ぼくのかえりみち」 (ひがし ちから:著 BL出版)
小学生ならだれでも1回はやったことのあるだろう
道を歩くときの「きょうはこうしてか~える!」
私も「白線の上」を見立てて、よく歩いて帰りました。
子どもたちにとっても、興味共感を呼ぶ絵本です。
「こわくなんかないっ!」 (ジョナサン・アレン:さく 評論社)
何故か「こわくなんかないっ!」の画像がなかったので、同じシリーズの別の絵本の画像にしました。
3冊あって、あとは「ねむくなんかないっ!」です。
こわくなんかないっ!と言い張るフクロウの子がかわいくて、わかるなぁ。
「ぼくのだ!わたしのよ!」(レオ・レオニ:さく )
教科書で「スイミー」をやっているので、同じ作者の本を集めて紹介しました。
また、みんなが読めるようにブックトラックに乗せてコーナーを作り
図書の時間に読んでもらうようにしました。
レオ・レオニさんの本は結構難しいものが多く
中ではたぶん一番わかりやすいお話だったと思います。
やっていることが、子どもたちにもよくわかるしね。(ありがちなことなので)
「いなばのしろうさぎ」 (谷真介:著 佼成出版社)
こちらも、先生から教科書単元の「神話」の関連で紹介してほしいと依頼があり
中でもわかりやすいお話と絵本を選んでみました。
スイミーの時と同じように神話の絵本とお話を
みんなが読めるようにブックトラックに集めておきました。
3年生
「かきねのむこうはアフリカ」 (バルトムイヤールト:著 ほるぷ出版)
読書案内からの読み聞かせです。私はこれは結構好きな絵本かな。
「おこだでませんように」 (
おはなし会の前に読んでいました。
大人にも子どもにも共感できる絵本で、いいと思います。
大人にこそ読んでほしい絵本・・なのかな?
「チムとゆうかんなせんちょうさん」 (アーディゾーニ:さく 福音館書店)
今回これを読んでみて、あらためてこの絵本のよさを実感しました。
ちょっと突っ込もうと思えば突っ込めるお話ではあるのですが
「こどものぼうけんのおはなし」と考えると、とてもよくできているお話で
最後は、読んでいる子どもたちが納得できるようになっているので
安心してページを閉じることのお話だと思いました。
長いですが、しっかりよく聞いていました。