60代の暮らしと本のこと

60代、仕事と暮らしと本のこと

アニマシオンで楽しい読書の入口へ

数年前から、アニマシオンの勉強会に時々参加させてもらっています。
アニマシオンの実践を体験できる会です。

「アニマシオン」という言葉は、ようやっと最近、学校でも先生方が知り始めたな、という感じで
これまでは、知っている人は知っているけど
たいていの反応で「何それ?」という感じがこれまではかなりありました。

読書が苦手な人、読書の入口として
楽しく本に興味を持ってもらい、読書を深めていく
というのに非常に有効な手段です。
そして、その手法はとても多く
基本的なものについては、本に著されています。

ただ、アニマシオンの面白さは、本を読むだけではつかみきれず
実際に自分で体験して味わってもらうことが、非常に大事に思います。
また、そのほうがより詳しく伝えることができます。

学校図書館でも、アニマシオンを行うことが少しづつ増えてきていますし
先生方に実践してもらえるよう、提案をおこなうことも増えてきました。

アニマシオンの中には、著作権に関わることも多く含まれている場合があります。
そのような場合だけではありませんが、やはり先生に行ってもらうことで
より、アニマシオンの実践が深まる場合が多いです。

というのは、先生がアニマシオンを行う場合
その先を考えられることが多いからです。
アニマシオンを行ってどう授業につなげるのか
どんな展開で進めるとより深く学べるのか
など、先生ならではの考えをもって実践してもらうことで
よりアニマシオンが深い読書や学びにつながり、発展することが多いからです。

学校図司書として、読書の入口に子どもたちを楽しく案内すること
それとともに、
学習支援として、先生方により良い授業につなげてもらうための提案を行うこと
は、学校司書として大切な役割ではないでしょうか。