60代の暮らしと本のこと

60代、仕事と暮らしと本のこと

時間があるから読んでみたい児童書

主婦をやっていると、ついながら読書になってしまいがちですが 少し余裕をもって読書できるいい機会でもあります。また、学校図書館で仕事をしている者にとっては 普段なかなか時間をとれないけれど この状況を絶好の機会ととらえ、児童書の引き出しを増やす…

読んだ本

最近読んだり気になって手に取った本など リンドグレーン「名探偵カッレ 城跡の謎」岩波書店 名探偵カッレ 城跡の謎 (リンドグレーン・コレクション)作者:アストリッド・リンドグレーン発売日: 2019/09/26メディア: 単行本これは、訳者と挿絵が変わり新装版…

学校図書館での読書

本を 公共図書館から借りて読む、自分で買って読む・借りて読む のと 学校図書館で本を読む ことは、ちょっと意味が違ってくると思っている。 それは、「学校図書館は教育に寄与する」施設だからだ。 併せて 子どもたちにとって「最も身近に本を読める場所」…

昨年読んでよかった本 3

ベッキー・アルバータリ/著 三辺律子/訳『サイモンvs人類平等化計画』岩波書店 ゲイである事を周囲の人(家族にも)に言えずにいたサイモンは、密かに同じ学校の生徒とメールのやり取りをしている事をクラスメイトに知られ、サイモンの幼馴染との橋渡しを脅…

昨年読んでよかった本 2

ウィリアム・グリル『カランポーのオオカミ王』岩波書店 絵本シートンの『オオカミ王ロボ』を題材に、シートンのその後についてもあわせて描かれている。 グリルは、前作も非常に素晴らしかった『シャクルトンの大漂流』の作者だ。一頭のかしこいオオカミ(…

昨年読んでよかった本 1

*朽木祥『海に向かう足あと』KADOKAWA 2017.2.2 この作品の前にもヨットが出てくる物語を書いていたので、その流れか似たような話かなと最初は思いました。 淡々とした、でも美しく感じられる文章で、ヨットに関わる人たちの日常が語られていきます。 物語の…

学校図書館が授業支援に向かうまで 図書館整備蔵書編 - もっと本すき

ずっとブログを休んでしまいました。 以前の記事を載せますので よろしかったら参考になさってください。 学校図書館が授業支援に向かうまで 図書館整備蔵書編 - もっと本すき

アニマシオン(ダウトをさがせ)

2年生の最初の図書の時間、オリエンテーションを始める前に 自己紹介してから、まずは読み聞かせ。 今回は、すぐに「ダウトをさがせ」をやってみました。 アニマシオンはスペインのモンセラット・サルトさんが提案している 子どもを、主体的な読み手として楽…

しまなみ誰そ彼

最近読みだしたマンガですがLGBTを扱ったもので主人公の、揺さぶられたり悲しかったりつらかったり瞬間瞬間の思いが、心に苦しく響いてきます。まだまだ世の中、多様であることを受け入れることのできない場所や感情が圧倒的と言っていいのではないでしょう…

私の2016年のワースト絵本で思ったこと

私の参加しているブックトークの会で毎年初め、前年に自分が読んだ本の中のベストとワーストを発表するという事をしています。本当は、公共図書館の集会室を借りて参加者が集まった中で行うものですが平日で私は勤務があり、学校司書を始めてからほとんど参…

『この世界の片隅に』こうの史代 双葉社 マンガと映画

こうの史代さんの「この世界の片隅に」はマンガでは上・中・下巻と3冊に分かれています。こうのさんは好きな漫画家の一人なのでこの本が出たときもすぐに購入していました。「夕凪の街 桜の国」双葉社 を読んだ時も感じましたが戦争時代や戦争を体験した人た…

『別冊太陽 星野道夫』平凡社 と

10月末に、横浜高島屋の『没後20年特別展 星野道夫の旅』に行ってきました。小学校6年生で、星野道夫の「森へ」が取り上げられていることが大きかったのですが写真も美しいな、とは思っていました。ただ、それほどの思いはなく、自分がする授業の資料として…

『一日江戸人』杉浦日向子 新潮文庫

私がすきな作家の一人に杉浦日向子さんがいる。マンガ家であり、江戸数寄者であり、エッセイストでもある。杉浦さんのマンガや著作を読んで江戸時代に行って住んでみたいと思っている私。もちろん、実際に住んだら大変なことが多いと思うけど(衛生面や医療…

安野光雅『旅の絵本』福音館書店 で物語を見つける

今日の午後、以前紹介した安野光雅さんの『旅の絵本』シリーズの『Ⅰ・Ⅱ』の中から絵本や物語に関連する登場人物などをピックアップしていました。なかなか目が痛くなる作業でしたがあたらしい発見もあり、たのしかったです。『旅の絵本 Ⅰ(中部ヨーロッパ編…

作家にまつわる周年記念

去年もそうでしたが、今年も作家の周年記念が多いなと思いました。ビアトリクス・ポター 生誕150周年「ノンタン」生誕40周年ロアルド・ダール 生誕100周年ターシャ・テューダー 生誕100周年手塚治虫文化賞 20周年という事で、買ってしまいました。第1回のマ…

むかし自由が丘に

自由が丘に行って思い出したことがありました。自由が丘は結構なじみの深い街で私が高校生の時の通学の経由地でよく学校の帰りに友人と寄り道していました。その頃からファーストキッチンはあったのでよく今まで頑張っているなぁと感心します。高架わきにあ…

休みの読書

昨日もそうでしたが、今日も読書。半分はブックトークでシナリオをまとめるための再読。半分は個人的な読書。お仕事のための読書は、おもしろい!と思える本ならいいのですがなかなかはかどらない場合が多いです。今回は、3冊ともおもしろかったし、一度下読…

「エンジェルフライト ‐国際霊柩送還士‐」 (佐々涼子:著 集英社)

最近読んで衝撃を受けた本。 「心のおくりびと 復元納棺師」と同じような仕事なのですが こちらは、日本で亡くなった外国人・海外で亡くなった日本人 を、国境を超えて 生前の姿で自分たちの家族のもとに帰れるよう 力を尽くしている人たちのノンフィクショ…

去年12月後半から読んだ本いろいろ〈文庫〉

12月後半から読んだ本を 思いつくまま並べました。 他にもあるのですが、図書館で借りた本などで すでに返却済み。 また読書記録が付けられてない私。 それぞれ味わいのある本たちでした 個人的に言うなら、「ビブリア…」より「タレーラン…」の方が面白くて…

「クリスマスの奇跡」

毎年クリスマスになると紹介したくなる本 「クリスマスの奇跡」(キャスリーン・メドウズ 学習研究社) クリスマスの前後に起きた奇跡的な出来事を10個集めて書かれています。 そのエピソードは全て『実話』 イエスキリストが起こした奇跡集ではなく 日常生活の中で…

主にY・Aあたりを読んでます ③

「僕とおじいちゃんと魔法の塔 ⑤」 (香月日輪:著 角川文庫) これも文庫でシリーズ化してもう5巻目。 最初の感じに比べると、ちょっと中だるみな感じなのか・・。 主人公たちの会話の中で言いたい事というのが、今までの巻と同じ内容の意味合いで 多少飽き…

主にY・Aあたりを読んでます ②

読了したもの 「十二国記 月の影 影の海 ~ 華胥の幽夢」 (小野不由美:著 講談社文庫) この表紙は二十年前に出版された際の表紙です。 新潮社に移り、最近新しい表紙になって復刊しています。 それに伴い、また同シリーズの文庫が1冊出ています([魔性の…

主にY・Aあたりを読んでます ①

夏休み少し前から 学校図書館にある本を借りて読んでいます。 自分でテーマ展示してるのに内容をよくわかっていない物もあるので(コラッ!!) 少しづつ読んでいかないと、と思って読み始めました。 そしたら、もともとY・A系の本は好きでしたが(児童書も) …

風が強く吹いている

今年の箱根駅伝のラスト 東洋大がゴールする少し前に 実況中継のアナウンサーが 「風が強く吹いています!」と言っていました。 ビルの間だったので ビル風のため、その時そんなふうに強い風が吹いていたのだと思いますが つい、思い出してしまいました。 「…

年初めのマンガ

年末の「テルマエ・ロマエ4」に続いて 今年は早速本屋でマンガの本をいくつか購入しちゃいました。 「秘密10」(清水玲子) 結局揃えちゃっています。物語は佳境に入ってきていますね。 「好きです、この少女まんが。⑤異彩」(少女漫画家85人が選んだ傑作・…

ホビットの冒険

年明けてすぐツイッターでもリツイートしましたが ホビットの冒険が映画化されて 日本では今年12月頃に公開?予定のようです。 指輪物語も面白いのですが やっぱりこのホビットの冒険は一番ですね。 冒険に出たくもないのに駆り出され 何だかんだと否応なく…

「なんにもないけどやってみた」

「なんにもないけどやってみた ~プラ子のアフリカボランティア日記」 (栗山さやか:著 岩波ジュニア新書) ツイッターで私がフォローしている方が紹介されていた本で ショップ店員の過酷さに驚いたというコメントで 娘が「ショップ店員になりたい」と、ずっ…

ブックトーク用の本

「お手紙レッスン」(サリー・グリンドリー)読了。 とてもいい物語でした。 マックスという男の子が本を読んでファンになった作家(D.J.ルーカス)に ファンレターを出すところから物語は始まり マックスと児童文学作家D.J.ルーカス(実は女性)との 手…

読んだ本

とりあえず 他に読んだ本を。 「荒川アンダーザブリッジ 12」 う~ん、思ったより私は面白くなかった。 最初と違う方向にボルテージが向いていってる? 「日本人なら知っておきたい日本文学」(蛇蔵&海野凪子) 面白いです。 古典の作者の姿が現代人のように と…

ブックトーク準備

勤務校の読書週間は、何故か12月の期末最後の一週間(貸し出しが~)。 しかし、一般的な読書週間は10月からなので そちらの方に合わせて、語りやブックトークをしていこうと考えています。 おはなし会としてやるにはクラス数が多く、ちょっと準備が厳し…